佐藤直曉の著書を解説する「佐藤直曉と読者のサークル」

ことわざ故事金言大辞典

ことわざ故事金言大辞典 最新語彙

小さな大辞典。頭が疲れた見るよろし。毒気一杯よ!

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dictionary/2010-09-04?は空です。

2010/6/3 (木)

#64 嘘つきはやくざの始まり

正しくは、いうまでもなく「嘘つきは泥棒の始まり」。嘘をついて恥じないような者は、ついには泥棒になってしまう、という意味。

このケースは、嘘をついて恥じない者は、ついにはやくざに出会うという意味。

名古屋市内でこの5月に起きた事件。

内装業手伝いの男性は、飲食店で男とトラブルになり、ついこう言って脅かしてしまった。

「自分はやくざだ」

ところが相手が悪かった。相手の男は本物のやくざ。

後日、組織の仲間たちがこの男性をこう脅した。

「組織の人が怒っている。30万円で話を付けるからカネを出せ」

似て非なる類義語→嘘から出た実《まこと》

2010/3/31 (水)

#63 寸鉄人を刺す

正しくは、短い言葉で人の急所をつくことを言う。

野村監督のヤクルト時代、選手は試合後に行われる監督と記者との懇談にひやひやしていた。

監督は選手の失敗をぼろくそに言うからだ。

口は禍のもととも言う。

最近では言葉ではなく、文字通り、寸鉄が飛んでくるから、上司(部下ではなく)は気をつけないといけない。

東京都世田谷区の会社員の男(47)は、本社の階段で、上司の男性(58)の後頭部を金づちで数回殴り、全治2週間のけがを負わせ、殺人未遂の疑いで逮捕された。

男は調べに対し、「日頃から仕事のことで口うるさく言われ恨んでいた。殺そうと思い、自宅から金づちを持ってきた」と供述しているという。

部下にとっての反意語:ならぬ堪忍するが堪忍
上司にとっての類義語:口の虎身を食み、舌の剣命をたつ

2010/3/1 (月)

#62 医は刃術

正しくはもちろん仁術です。では刃術とは何か?

手術する執刀医のことではありません。日本刀を片手に暴走した医者のことをいいます。

2月17日午前0時40分ごろ、久留米市内で45歳エロ医師が、自宅にデリバリーヘルスで女性(25)を呼びサービスをさせた。

ところが、この医師、サービス内容が違うとして逆上。禁止されている“本番行為” に及ぼうとした。

だが、女性に拒否されると

「話が違う。最後までやらせてくれるんじゃないのか」と憤慨。

部屋に飾ってあった刃渡り72センチの日本刀を振りかざし

「オレを誰と思っているのか。なめるなよ」などと脅した疑いがもたれている。

この医者は有能な外科医だったのかもしれない。

そもそも、鞘からおのが刀を抜く場所を間違えた?

2009/11/2 (月)

#61 棚から本マグロ

中島みゆきさんが紫綬褒章を受章するそうだ。

中島さんは驚きと喜びの心境を「棚から本マグロ」と言っている。

もちろんこれは「棚からぼた餅」からとったもの。たしかに、いまのご時世なら本マグロの方が適当かもしれない。

そういえば、私は昨日「スーパーで刺身を買ってこい」と命じられ、魚の棚の前で苦吟すること5分あまり。

休日のためか、スーパーでは本マグロが4割引きだったのだが、そんな大値引きでも、ほんのひとかたまりが1500円くらいなのにに比べ、横のメジマグロは倍くらいの量で750円ほど。

結局、私はメジマグロを取った。私の場合は「棚からメジマグロ」だった。

類義語→棚からメジマグロ

2009/8/21 (金)

#60 死んだ子は賢い

本来の意味は、過去のものはよく感じるという意味。しかし、以下このケースは文字どおり、死んだ子は賢かった……でいいのかな?

大阪府警堺署は09年8月20日、警察官にミニバイクをぶつけてけがをさせた22歳の男を現行犯逮捕した。

ところで、この男、逮捕されるまで元気に走って逃げていたクセに、手錠をかけられるととたんに目を閉じ、急に動かなくなった。

警察は男があまり起きないので、救急車を呼んだ。

病院では、反応を見るため小針でつついたり、尿検査のために尿道にカテーテルを挿入した。

膀胱に届くまで突っ込むわけだから、聞いただけでも痛そうだ。ところが、男はピクリともしない。

「どこでこんな訓練したんやというぐらい見事な演技でしたわ」と警察官。

その「死に様」は、警察官も舌を巻くほどの演技力だったそうな。

警察に戻っても、眼をとじたまま、2時間30分、男は死んだふりを続けた。

そこで、警察は仕方なく母親を呼び、母親に本人確認させている時であった。

男は突然目を開けた。母親の声を聞いて観念したらしい。

捜査員が「何してるんや」と怒鳴ったら、悪びれもせず「眠かったので寝てたんや」とシレッと答えた。

「こんなことして何の意味があんのかなぁ…」と担当警官はつぶやいたそうな。

2009/8/12 (水)

#59 人を見て法を説け の実例

釈迦は、相手の教養や性格などに応じて、千変万化に仏法を説いたとされる。

そこで、道理を説く場合には、方法がいくらでもあるから、相手にかなった方法をとれ、ということになる。

南海鉄道と高野山真言宗総本山の金剛峯寺は、09年9月1~6日に、渋谷区神宮前に高野山カフェを開設する。

高野豆腐や冬瓜を使った精進料理風の高野山精進ランチ(1260円)や日本酒を使ったオリジナルカクテル「高野山の夕日」「高野山の月」(各630円)も提供される。

体験プログラムは真言宗の瞑想「阿字観」や写経、精進料理講座を無料体験できる。

画像の説明

期間中には、高野山開創1200年のキャラクター「こうやくん」が店内を訪れるんだとか。

人を見て法を説けというが、ここまでいきますか。いかにも現代的なことです。

2009/3/26 (木)

#58 衣の下から散弾銃が見える

正しくは、衣の下から鎧が見える。

ちなみに衣とは法衣のこと。うわべは平和を装いながら、武力行為をほのめかすこと。

交際していた人妻(48)の夫に散弾銃で“討ち入り”しようとしたとして愛知県警豊橋署は、僧侶(48)を送検した。

この僧兵――いや僧侶でした――は、自宅にタクシーを呼び、交際していた人妻の家に向かった。

車内で散弾銃を組み立て、実弾を2発装填。「これから人を殺しに行く」と宣言した。

運転手は道を聞くふりをして営業所に駆け込み110番通報。

事件の数日前に僧侶は夫に電話をかけて「離婚しろ!」「しないよ!!」と口論になっていたという。

最近、交際女性が電話に出なくなったため、夫が妨害していると考えたようだ。

タクシーを呼ぶ直前、「頭をぶち抜きます」と脅迫電話もかけていた。

◆関連用語
法師の軍咄(いくさばなし):似合わないもののこと

2009/1/29 (木)

#57 消防士の消火不良

1月28日午後7時40分頃、名古屋市中川区一色新町の中川消防署下之一色出張所(鉄筋2階建て)から出火。

1階台所の窓や壁の一部を焼いた。

この日、男性消防士長(37)は職員5人分の夕食の準備で、から揚げを作っていた。

ところが、火災発生。

天ぷら鍋をうっかりコンロにかけたまま出動してしまった。
 
出張所は無人になり、約20分後、出張所から火が出ているのを通行人が発見、119番。

別の消防車10台が出動し、戻った消防士長も消火作業を行い、約5分後に火を消し止めた。

消防士長は「指令が流れて慌ててしまい、コンロの火を消し忘れた」と話しているという。

類義語→紺屋の白袴
   →医者の不養生

2009/1/16 (金)

#56 好色追放

正しくは、教職追放および公職追放。

教職追放とは、1945年(昭和20)の連合軍最高司令官の覚え書きに基づき、教育関係者の中で日本の民主化のために不適当と認められた者をその職から排除した処置。1945年(昭和20)11月に行われた。

教職追放に引き続き、46年1月、軍国主義者・国家主義者の公職からの追放が行われた。これが公職追放。52年講和条約発効により廃止。

さて、最近では、鴻池副官房長官が、知人の女性に議員宿舎の鍵を渡して宿泊させたとの週刊誌報道が出た。

太田昭宏公明党代表は「要職にある人は高い倫理性を求められている」と指摘した。

最近は、政治家だけではない。50すぎの高校教師が、女子高生にメールで「アイ ラブ ユー」と送ったり、体を触ったりして懲戒処分を受けた。

小学校教師が、女子生徒にいたずらする記事なども、しばしば新聞紙上で見かける。

まったく信じられないことだ。

類義語→公職にある者は好色ではいけない

2008/10/29 (水)

#55 クリスマスを楽しみに待つ七面鳥なんかいない

元総理の宮沢喜一さんが、よく言っていたらしい。解散選挙を控えた議員の心理を描写したものだ。

解散になると、国会の最後の議場で「万歳」「万歳」と唱和して、いざ出陣していくという風景をしばらく前にはよく見かけた。いまでもやっているのだろうか。

万歳をしているが、議員たちの内心は穏やかではない。みんなが全員当選というわけではない。七面鳥のように首を切られる議員だっているからだ。

宮沢さんはたいへん英語が堪能な方だったが、そうでない人は、次のようにもっと和風の言い方をするらしい。

同義語→土用の丑の日を楽しみに待つウナギなんていない

似て非なる語→人はみな天国が好きだが、誰もいま行きたいとは思わない





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